不動産侵奪罪
高額な金利でお金を融資し、不当な利益を上げているヤミ金融業者、今回はその悪質極まりない手口の一例をご紹介します。
違法に営業を行なっているヤミ金業社の中には、占有屋と呼ばれる輩と連携を行なって犯罪を働いているケースもあります。
では、このようなケースでは、どのようにして犯罪が行なわれているのか確認してみましょう。
まず、債務者が何らかの不動産を持っている場合、ヤミ金融業者はお金を貸す際に「建物賃貸借契約書」、「建物明渡承諾書」、そして「不動産売却承諾書」を提出させ、債務者の返済が少しでも滞ると、この3つの書類を占有屋に売却し、次の日にはこの占有屋が不動産を占有してしまうのです。
不動産の玄関には~商事、~工業所有の建物につき立ち入り禁止などの看板を立てます。
例え、ヤミ金融業者が占有屋に建物の占有と売却に関する書類を売り渡してしまったとしても、その建物の持ち主である人の許可なしに、勝手に建物を売却し、占有をすることは法律で禁じられており、犯罪行為となっています。
占有屋が勝手に家の中に入れば、それは住居不法侵入罪ということになり、
建物を許可なく勝手に売ってしまえば、不動産侵奪罪という犯罪行為になり、法律で罰せられるこ
とになります。
悪徳金融業者は、あの手この手と手法を変えて、お金に困っている人から何とかしてお金を毟り取ろうと試みますが、そういった手口に引っかからないためにも、まずはあなた自身が正しい知識を身につける必要があります。